●北海道・上海ゴルフ観光フォーラム開催

友好提携を調印

 

 北海道ゴルフ観光協会と中国・上海市ゴルフ協会は9日、札幌グランドホテルでゴルフを通じた交流を深める目的で友好提携を調印、それを記念した「北海道上海ゴルフ観光フォーラム」を開催した。

 この日は上海市から同協会幹部やゴルフ場オーナーなど12人が来道、道内参加者含め約150人が揃った。

 フォーラムを主催した北海道ゴルフ観光協会々長高橋成司氏は「ゴルフをきっかけとして違った文化を楽しむ、経験したことのない北海道のゴルフを楽しんで欲しい」と挨拶。北海道に海外からゴルフ客を呼び込み、ゴルフを通じた交流の輪を広げていくことに期待を寄せた。
 
  フォーラムでは上海市ゴルフ協会常務副主席兼秘書長の王錦培氏が「中国のゴルフ事情と北海道との交流について」と題して講演。
 王氏は、「中国にはチベット以外の行政区に500以上のコースがある。最も発達しているのは広東と北京、上海。上海には19のコースがあり20万人以上のゴルフ人口を抱える。1日当たりの各コースの平均利用者は平日が80人、祝祭日は200人、料金はメンバー280〜380元、ビジターは平日800元、祝祭日は1280元」と紹介。そのうえで、北海道は上海からの飛行時間が3時間と近く、北海道の食習慣は上海と似てあっさり味であること、北海道には山岳・林間・海沿いとバラエティに富んだコースが多いことなど「北海道と上海のゴルフ場関係者や経営者、観光客同士の交流促進は大変意義がある」とした。

 続いて、北海道ゴルフ観光協会代表幹事高橋尚子氏は「世界のゴルフツーリズムからみる北海道ゴルフ観光の可能性」と題した講演で、先に来日したゴルフツーリズムの世界的第一人者IAGTO(世界ゴルフツアーオペレーター協会)会長のピーター・ウォルトン氏の評価を紹介。「日本はミステリアス。観光に関して未開発でバブルの影響で物価が高いという程度の理解だったが、今回北海道を実際に視察して評価が変わった。世界的に見てもファーストクラスの素晴らしいゴルフ場が多く驚いた。」と北海道の観光・ゴルフの可能性を示唆した。

 また、同協会副会長で北海道チャイナワーク社長の張相律氏が「北海道ゴルフ観光の魅力」について、16年間同氏が北海道で暮らして体験した北海道の魅力を中国語を交えて紹介した。
 
 最後に、北海道ゴルフ観光協会々長高橋成司氏と上海市ゴルフ協会常務副主席兼秘書長王錦培氏が友好提携の調印式を行い、両協会が相互の交流を深めていくことを確認しあった。

    


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